
”焙煎時のストレスを限りなく少なく”
これが私たちの考える焙煎に大切なキーワードです。
コーヒー豆の焙煎は”温度が高くても/低くても”焙煎時間が長くても/短くても”一定温度を超えれば同じ見た目になります。
良い香味を引き出しとどめる焙煎は、ストレスを最大限なくすことです。
短い文章では表現が難しいですが、
”ドラム温度(焙煎機内部)を必要最低限にして最短で焙煎”これが大切です。
焙煎に教科書はありません。経験がモノを言います。
常に変化する湿度や豆のクオリテ―から最善のプロファイルを見つけます。
毎日飲みたくなる”おいしいコーヒー”を飲んでいただけるために、私たちは真剣に焙煎と向き合っています。

コーヒーの香味においては、
私たちは新しいモノを届けたいわけではありません。
ブレンドの配合はロースターなら良くわかる定番の配合です。
大切なのは焙煎のテクニックです。
最適な焙煎プロファイルで、どこにも負けない香味バランスを引き出します。
”結局ここのコーヒーが私の好み”そんな風に思っていただけたら嬉しいです。



究極の抽出や達人の技、そんなものはないと考えます。
抽出はラテアートとは違い、ルールを守れば誰でもできます。
味が生まれるプロセス、香りが弱まる原因、味の変化、すべて化学反応です。
そこを理解できれば抽出が正確になります。
憶測ではなく、正しい知識を持ち”味の操作”が可能な人を当店ではバリスタと呼びます。
バリスタはコーヒーが持つポテンシャルを最大限発揮できる正しい抽出を理解しています。
オーストラリア、シドニーのコーヒーショップでバリスタとして働いていた頃、住宅地にあるコーヒースタンドでよく朝のコーヒーを飲んでいました。
通りから離れた見つけにくい場所にも関わらず朝から多くのお客さんがコーヒーを片手にくつろぎの時間を過ごしていました。
コーヒーを飲みながらゆっくりできる場所があることは私にとって”助かる”という感覚で、ゆっくりと時間を過ごせる場所がとても心地よくて好きでした。
そんな場所を自らも作りたいという思いから、より深い焙煎、抽出、コーヒービジネスを学ぶため、オーストラリア・シドニー及びカナダ・トロントでバリスタ・ロースターとして勤務。
オーストラリア(シドニー)、カナダ(トロント)を中心にアメリカ、アジアなど数多くのコーヒーショップに足を運び、その土地によって違うコーヒー文化やスタイルに幅広く触れてきました。
帰国後、東京都月島の老舗コーヒー豆卸店で勤務、2017年に『ゆっくりとコーヒーを楽しめる』をコンセプトにしたWISE MAN COFFEEをオープン。
WISE MAN COFFEE The owner of the Roastery -Barista Takehiro Kiyama